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Wine for beginners 今日からあなたもワインデビュー🍷

【第18回】ワインスキスキの初心者さん向け解説シリーズPart8🍷「メルローについて知ろう!」

🍇筆者より

皆様、本日も当ブログ

ワインスキスキブログにお越しいただきましてありがとうございます!

 

前回のワイン解説シリーズPart7では

ピノ・ノワールについて解説しました!

こちらのURLからご覧いただけますのでよければ覗いてみてください!

www.winesukisuki.com

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今回も引き続き“品種の紹介編“になります!

記念すべき第3回目は メルローについての解説 です!

 

第1弾のカベルネ・ソーヴィニヨン

第2弾のピノノワールと並ぶ世界的人気品種で

“非常にまろやかで飲みやすく、ブレンドに長けているのが特徴の品種“です🍇

 

初心者さんにもぴったりで

赤ワイン品種入門にもおすすめの品種になります🍷

メルローってどんな味?」

「料理と合わせるなら何がおすすめ?」

「国によってどう違うの?」

そんな疑問に今回も答えていきます📝

 

今回は

メルローの基礎情報

メルローの歴史

メルローの味わい

有名な国と国ごとの味の違い

メルローのおすすめペアリング

この5つの視点から、ロッソとビアンコ

そして新キャラ“メル”が解説してくれます!🍇

 

メルローを知ればワイン選びの幅がぐっと広がること間違いなしです!

今回もゆったりと学んでいきましょう!

 

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🍇今回の登場キャラクター紹介

ロッソ

情熱家でワインの知識が豊富

ワインの歴史や文化が大好き

先日ワインの瓶のゴミを溜めすぎて痛い思いをした

ビアンコ

彼氏ロッソに影響されてワインにどハマり中

「なんで?どうして?」が口癖

最近せいろ料理にハマっている

メル

ブドウ品種メルローの擬猫化キャラクター

落ち着いた黒猫の男の子

まったりした雰囲気で、場を和ませ、まとめるのが得意

一見穏やかだが、意外と芯の強さも持ち合わせている

 

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🍇【1】品種の名前

 

ロッソ

「さて、ビアンコちゃん!今回も赤ワインの品種を紹介するよ!」

ビアンコ

「よろしくー!今回で3回目だね!」

ロッソ

「うん!今回はメルローという赤ワインの品種を紹介するよ🍇」

ビアンコ

メルロー!これもよくスーパーのワインでよく見るやつね!」

ロッソ

「まさに!カベルネ・ソーヴィニヨンピノノワールに並ぶ“世界3大品種“と言われているよ!そして今回もスペシャルゲストが来ているよ!」

ビアンコ

「わーい👏誰だろう!」

メル

「どうも、はじめまして。私はメルローと申します。

気軽に“メル”と呼んでください。」

ビアンコ

「わぁ、真面目で落ち着いた雰囲気…!

カベソーさんとはまた違う安心感があるね!」

メル

「ありがとうございます。

名前の由来は“黒い鳥”を意味するフランス語“merle”から来ています。

熟したブドウの色が黒い鳥の羽みたいだから、そう呼ばれるようになったんです。」

ロッソ

「メルはカベソーさんと親友なんですよね!」

メル

「はい。カベソーさんと私はブレンドして作られることが多いので

ご一緒する機会が多いんです。すごく仲良くさせてもらってます。」

ビアンコ

「カベソーさん元気かなあ。また来て欲しいな。」

ロッソ

「まずはみんなで一緒にメルローの歴史を見ていこう!」

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🍇【2】品種の歴史

 

ビアンコ

「メルはどこで誕生したの?」

メル

「僕の故郷はフランス南西部のボルドー地方“です。

古くから“右岸”を代表するブドウとして育てられてきました。

ボルドー右岸は、石灰質や粘土質の土壌が多く

水分をしっかりと蓄える性質があるんです。

なので、メルロー“その土地でふくよかでまろやかな味わいに育つ品種“なんです🍇」

ロッソ

ボルドー右岸といえば、“ポムロール“や“サン・テミリオン“ですね!

メル

「そうです。実際に文献にメルローが登場したのは18世紀頃と言われています📕

ですが実はその前から修道院や地元農家に大切に育てられていたようです。

時代が進むにつれ、やわらかく親しみやすい味わいが貴族や商人の間でも人気になり、

“右岸の顔”として定着していきました。」

ビアンコ

「長い間愛されてきたんだね〜!」

ロッソ

「でも、ここまで順風満帆ってわけではなかったのですよね?」

メル

「はい。19世紀には“フィロキセラ“という害虫の大流行で、ボルドー中の畑が壊滅状態になりました。私も一時は栽培が制限されるほどの危機でした。

それでも研究者や農家の努力で接ぎ木技術が広まり、なんとか生き残ることができた。その粘り強さは、私の“芯の強さ”にも通じるかもしれません。」

ビアンコ

「なるほど!だからこそ、今のメルローの地位があるんですね。」

メル

「はい。その後20世紀に入ると、フランス国内だけじゃなく、

アメリカ、チリ、イタリア、オーストラリアなど世界中に広まっていきました。

“冷涼な土地でもよく実るため、世界中でも重宝“されました。」

ロッソ

「今ではボルドーを代表するブドウ”であると同時に

“世界で愛される赤ワイン品種”へと成長したのですね!🌍」

ビアンコ

「そういう長い歴史や困難を知ると

メルが“親しみやすいけど芯のある存在”って言われる理由がすごく伝わってくるね!」

メル

「ありがとうございます。

私自身も、どんな土地でもその土地の個性を引き出す柔軟さを大切にしてるんです。

 

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🍇【3】メルローの味わい

 

ロッソ

メルローの特徴はなんと言っても“まろやかさと柔らかさ”ですよね!」

メル

「そうですね。

プラムやベリー、チョコレートのような香りがあって、渋みは穏やかです。

味わいはやさしいけれど奥底に深みも感じられるかと思います。」

ビアンコ

「まったりしてるけど、芯があるってまさにメルの雰囲気そのままね!」

 

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メルロー 味わいリスト

 

味わい 中くらい〜ふくよか ⭐️3.5

酸味  やや控えめ ⭐️2.5

タンニン やわらか ⭐️2.5

フルーティーさ ふくよか ⭐️3.5

 

【感じる風味】

・黒系果実の香り

→プラム、ブルーベリー、カシス

・チョコレート、コーヒーのニュアンス

・熟成すると

→トリュフやスパイスのニュアンス

 

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🍇【4】有名な国と国ごとの味わい

 

ビアンコ

「メルはどこの国で有名なの?」

メル

「一番はフランスのボルドーかと思います。

特に“右岸”では主役として大切にされていて

まろやかで落ち着いた味わいが世界中のファンを惹きつけているみたいです。」

ロッソ

「そしてボルドーを飛び出して、アメリカ“や“チリ“でも人気が高いんですよね?」

メル

「そうですね。アメリカのカリフォルニアでは太陽をいっぱい浴びて果実味が豊かでリッチなスタイルに育ちます。

一方でチリは気候が安定しているので、コスパの高いメルローをたくさん生んでいるんです🌍」

ビアンコ

「へぇ〜!やっぱりその土地のテロワールで味わいも大きく変化するのね!」

ロッソ

“イタリア“でも有名ですよね!」

メル

「そうなんです。

特にトスカーナでは“スーパータスカンと呼ばれるイタリア産高級ワインにも使われていて、伝統と革新の両方を感じられるワインです。

メルローは柔軟なので、国ごとに全然違う表情を見せているんです。」

ビアンコ

「なるほど…優しく柔軟なのに奥深い、まさにメルの雰囲気そのものだね!」

メル

「ありがとうございます。

わかりやすくまとめてみたので、ぜひ飲み比べの参考にしてみてください↓」

 

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国ごとの味の違い

 

【フランス・ボルドー🇫🇷】

“落ち着いたバランサー”

まろやかで丸みのある味わい。プラムやベリーの香り、バランスの良さが光る。

 

アメリカ・カリフォルニア🇺🇸】

“陽気で濃厚な兄貴”

太陽の恵みをたっぷり受け、果実味が濃厚。チョコやバニラのニュアンスも。

 

【チリ🇨🇱】

“親しみやすい日なたっ子”

価格も手頃で親しみやすい。フルーティーで飲みやすいスタイルが多い。

 

【イタリア🇮🇹】

“自由な冒険家”

トスカーナを中心に、伝統的な造りからスーパータスカンのような革新的なワインまで幅広いメルローワインを輩出。

 

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🍇【5】おすすめのペアリング

 

メル

「私は比較的“優しい渋み”なので、幅広い料理と合わせやすいです。

その中でも特に甘みや旨みを持つ食材

トマト・豚肉・鴨・チョコと特に好相性かと思います。」

 

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🍖 肉料理

ハンバーグ

→ジューシーなお肉とメルローのまろやかな果実味がよく合う。デミグラスソースとの相性は抜群。

ローストポー

→脂の甘さとプラム系の風味が調和。家庭料理の定番に合わせやすい。

鴨肉

→上品な旨みとメルローの柔らかいタンニンがバランスよく溶け合う。

 

ーーーーー

 

🧀 チーズ

ゴーダチーズ

→クセが少なく、メルローのふくよかさを引き立てる。ワイン初心者にも安心の組み合わせ。

モッツァレ

→フレッシュで軽やか。トマトと合わせてカプレーゼにするとさらに好相性。

 

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🍝 ソース系

トマトソースパスタ

→トマトの酸味とメルローの果実味が心地よく調和。ハーブを加えるとより引き立つ。

ビーフシチュー

→濃厚なソースにメルローの丸みあるタンニンが溶け込み、深みのあるマリアージュに。

 

ーーーーー

 

🥗 野菜系

グリル野菜

→ナスやパプリカなどの香ばしさがメルローのやわらかい果実味とマッチ。

トマトとバジルのサラダ

→トマトの甘酸っぱさとハーブの香りが、メルローのフレッシュな一面を引き出す。

 

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🍫 デザート

チョコレートケーキ

→カカオのビター感とワインのチョコレートのようなニュアンスが共鳴。

ドライフルーツ

→レーズンやイチジクと合わせると、ワインの熟した果実感が一層際立つ。

 

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🍇まとめ

 

ロッソ

「メル!今日はありがとうございました!」

メル

「こちらこそです。私は“親しみやすくて奥深いワイン”

初心者でも安心して飲めるし、産地や気候によってまったく違う顔を見せることをまずは覚えていただきたいです。」

ロッソ

「それにもう一つ大きな特徴は、ブレンドに強い”ことですよね!」

メル

「そうですね。やわらかいタンニンと丸みのある果実味を持っているから、

カベルネ・ソーヴィニヨンのような力強い品種をやさしく包んで飲みやすく整えることができるんです。逆にシラーやサンジョヴェーゼのようなスパイシーな品種と組めば、角をなだらかにして味わいを一体感のあるものに仕上げられることもできます。」

ビアンコ

「つまり、メルがいることで“全体の調和”が生まれるんだね!」

ロッソ

「品種の中でまとめ役や潤滑油のような存在になるのは、

メルのまろやかさと柔軟さを持っているからこそ!影の立役者だね。」

ビアンコ

「なるほど!どんな個性の相手と組んでもバランスを取れるから、

“世界中で愛されるブレンドの名手”って呼ばれてるんだね!」

メル

「だからこそ、単独で楽しむのももちろんいいのですが

メルローを活かしたブレンドを飲んでみるのも面白いと思います。

ぜひ皆様のお気に入りを探してみてください。」

ビアンコ

「ロッソのお気に入りメルローは、私と一緒に探すんだから!」

メル

「ふふ、仲良しですね。私もお2人と仲良くなりたいです。」

ロッソ/ビアンコ

「もちろん!!」

 

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🍷 メルロー まとめ

 

🔹 基本情報

フランス・ボルドー(特に右岸)がふるさと(18世紀の文献に登場)

名称の由来:「merle=黒い鳥」熟したブドウの色から

世界3大赤ワイン品種の一つ(カベルネ・ソーヴィニヨンピノ・ノワールと並ぶ)

冷涼地でも育ちやすく、世界中で広く栽培

柔らかさと調和力に優れ、ブレンドの要としても活躍

 

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🔹 味わい・風味

ボディ:⭐️3.5(中くらい〜ふくよか)

酸味:⭐️2.5(やや控えめ)

タンニン:⭐️2.5(やわらか)

フルーティーさ:⭐️3.5(ふくよか)

黒系果実(プラム、ブルーベリー、カシス)

チョコレート、コーヒーのニュアンス

熟成でトリュフやスパイスが加わり奥深さUP

 

ーーーーー

 

🔹 国ごとの個性

 

🇫🇷 フランス・ボルドー

“落ち着いたバランサー”

ふくよかで丸みのある味わい。プラムやベリーが香り、安定感のあるスタイル。

 

🇺🇸 アメリカ・カリフォルニア

“陽気で濃厚な兄貴”

太陽を浴びた果実味が濃厚。チョコやバニラのリッチな風味も。

 

🇨🇱 チリ

“親しみやすい日なたっ子”

コスパ抜群でフルーティー。親しみやすい味わいが魅力。

 

🇮🇹 イタリア(トスカーナ

“自由な冒険家”

伝統的な赤から「スーパータスカン」のような革新的ワインまで幅広い表情。

 

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🔹 おすすめペアリング

 

🍖 お肉料理

ハンバーグ:ジューシーなお肉をまろやかにまとめる。

ローストポーク:脂の甘みと果実味が調和。

鴨肉:上品な旨みと柔らかいタンニンが好相性。

 

🧀 チーズ

ゴーダチーズ:クセが少なく、ふくよかさを引き立てる。

モッツァレラ:カプレーゼにしても◎

 

🍝 ソース系

トマトソースパスタ:酸味と果実味が心地よく調和。

ビーフシチュー:濃厚ソースを丸みあるタンニンが支える。

 

🥗 野菜系

グリル野菜:香ばしさと果実味がバランス良く溶け合う。

トマトとバジルのサラダ:フレッシュさを引き立てる。

 

🍫 デザート

チョコレートケーキ:ビター感とチョコ系ニュアンスが共鳴。

ドライフルーツ:熟した果実感をさらに引き立てる。

 

📌 ポイント

メルロー親しみやすく飲みやすい万能型品種。

やわらかいタンニンと果実味で、単独でも楽しめる

さらにブレンドでは“まとめ役”として他品種を調和させる力を発揮。

家庭料理から高級ワインまで幅広いステージで活躍する、懐の深い存在。

 

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🍇次回予告

 

次回からは白ワイン品種紹介に入っていきます!

白ワインを語る上で欠かせない代表的品種シャルドネをご紹介します。

柑橘や青リンゴのように爽やかな味わいから

樽熟成によるバターやバニラのリッチな香りまで、スタイルの幅広さが最大の魅力。

“初心者でも楽しみやすく、料理とのペアリングも多彩“です。

その「変幻自在」とも言えるシャルドネの魅力を、基礎からしっかり解説しますので、どうぞお楽しみに!

 

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