
🍇筆者より
皆様本日も当ブログ
ワインスキスキブログにお越しいただきましてありがとうございます!
前回のワイン解説シリーズPart5では
“ワインの金額“について解説しました!
こちらのURLからご覧いただけますのでよければ覗いてみてください!
また、随時ワイン初心者の方々に向けたブログ記事を更新していますので、
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今回から“品種の紹介編”に入っていきます!
記念すべき第1回目は“カベルネ・ソーヴィニヨン“についての解説です!
スーパーやワインショップで最も目にする品種の1つであるカベルネ・ソーヴィニヨン。
値札を見てみると、500円のワインもあれば、中にはかなり値が張るものも……。
・「そもそもカベルネ・ソーヴィニヨンはどういう味!?」
・「どんな料理におすすめ?」
・「国によってどんな味の違いがあるの!?」
そういった声をよく聞きます。
そんな“カベルネ・ソーヴィニヨンのあれこれ”に
今回は
・カベルネ・ソーヴィニヨンの基礎情報
・カベルネ・ソーヴィニヨンの歴史
・カベルネ・ソーヴィニヨンの味わい
・有名な国と国ごとの味の違い
・カベルネ・ソーヴィニヨンのおすすめのペアリング
の5つの視点からロッソとビアンコが分かりやすく教えてくれます🍇
カベルネ・ソーヴィニヨンの知識が付けば、ワイン選びの楽しさがグッと深まります!
今回もゆったりと学習していきましょう!
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🍇今回の登場キャラクター紹介

・ロッソ
情熱家でワインの知識が豊富
ワインの歴史や文化が大好き
最近は甘酸っぱい赤ワインにハマっている

・ビアンコ
彼氏のロッソに影響されてワインにどハマり中
「なんで?どうして?」が最近の口癖
通販サイトでワインを買うのにハマっている

・カベソー
ブドウ品種カベルネ・ソーヴィニヨンの擬猫化キャラクター
「ふむ。」が口癖。
意外と高齢で落ち着きのあるロマンチスト
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🍇【1】 品種の名前
ロッソ:
「ビアンコちゃん!今回の解説シリーズでは特別ゲストに来て頂いているよ!」
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ビアンコ:
「え!うそ!誰々??」
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カベソー:
「どうもお嬢様。いかがお過ごしでしょうか?」
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ビアンコ:
「ロッソ!?急にイケオジが出てきたよ!?」
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ロッソ:
「今回のゲストはカベルネ・ソーヴィニヨン。通称カベソーだよ!
ワイン界じゃ“赤ワインの王様”って呼ばれてるんだ。」
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ビアンコ:
「王様!?確かに名前からして貴族っぽい雰囲気…」
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カベソー:
「ふむ。悪くない紹介だ。茶トラの少年。」
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ロッソ:
「フランス語の“カベルネ”は古い方言で“濃い色の黒ブドウ”って意味。
“ソーヴィニヨン”は“野生の”って意味の“ソヴァージュ”が語源なんだよ。」
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ビアンコ:
「へぇ〜!直訳すると“野生の黒ブドウ”って意味なんだ!ワイルドな王様なんだね!」
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カベソー:
「ふむ。私は“カベルネ・フラン”と“ソーヴィニヨン・ブラン”というブドウの自然交配で生まれたサラブレッド。両親の高貴な名前をそのまま頂いている。」
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ビアンコ:
「そ、そうなんですね!」
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ロッソ:
「それではカベルネ・ソーヴィニヨンの歴史を3人で見てみよう!」
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カベソー:
「ふむ。」
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🍇【2】品種の歴史
ロッソ:
「カベソーはどこで生まれたの?」
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カベソー:
「私は17世紀の“フランス・ボルドー地方“で誕生した。
細かい年齢は覚えていないが“大体400歳“くらいかと思うぞ。」
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ビアンコ:
「そんなに昔から!?」
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ロッソ:
「先ほども述べたように、“カベルネ・フラン”っていう黒ブドウと、“ソーヴィニヨン・ブラン”っていう白ブドウが自然交配して誕生したのですよね?」
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ビアンコ:
「ロマンチックだね!
赤と白のブドウから自然に生まれたってことですね!」
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カベソー:
「ふむ。その後私はボルドー地区の貴族やワイナリーの者達によく可愛がられてな。フランス中に広まっていったのだよ。どうやら渋みがあって長期熟成に向くから、高級ワインに持ってこいだったみたいだぞ。」
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ビアンコ:
「そ、そうなんですね!」
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カベソー:
「先程から、何やらリアクションが引きつっておらぬか?」
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カベソー:
「19世紀になると植民地時代の貿易や移民の影響で“チリ“や“カリフォルニア“にも伝播して、20世紀には“オーストラリア“、“ニュージーランド“、そして“日本“をはじめ世界中で栽培されるようになった。」
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ロッソ:
「さまざまな国に行ってきたのですね!」
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ビアンコ:
「偶然の出会いから始まって、ボルドーで磨かれて、世界に羽ばたいたってことですよね!」
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カベソー:
「ふむ。」
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ビアンコ:
「実際どんな味がするのか気になってきたわ!」
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ロッソ:
「そうしたら次の章で見てみよう!」
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🍇【3】 カベルネ・ソーヴィニヨンの味わい
ロッソ:
「カベルネ・ソーヴィニヨンの味わいの特徴はね、まず“タンニンがしっかりしている“こと。
タンニンっていうのはブドウの皮や種に含まれる成分のことで、
口の中がキュッとする“渋み“のことなんだ。」
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ビアンコ:
「あの“赤ワインらしい渋み”のことね!」
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ロッソ:
「まさに!でもただ渋いだけじゃないですよね?」
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カベソー:
「ふむ。渋みに加えて、“濃いカシス“や“ブラックチェリーのような香り“が豊かで、
口の中で“果実の甘みや酸味“も感じられるのが特徴と言えるだろう。」
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ビアンコ:
「うわぁ…なんかベリーをぎゅっと潰したような香りが漂ってきそう!」
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ロッソ:
「その上、
樽で熟成させると“バニラ“や“チョコレート“、“杉の木“のような香りも加わるんですよね!?」
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カベソー:
「ふむ。その通りだ。」
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ロッソ:
「だからこそ、“脂ののったお肉料理“と最高に合うんだ。
分厚いステーキなんかがぴったり。タンニン(渋み)が肉の脂をすっきり流してくれるんだよ。」
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ビアンコ:
「なるほど…渋みってただ苦いんじゃなくて、料理と合わせて美味しさが引き立つ魔法なのね!」
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カベソー:
「ふむ。その通り。“しっかりしたボディ”の私だからこそ、豪快なお肉料理や濃い味付けのソースに負けないのだ。下に私の特徴をまとめてみたから是非見てみると良いぞ。」
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ロッソ、ビアンコ:「(仕切り出した…)」
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【カベルネ・ソーヴィニヨン 味わいリスト】
・味わい かなり重い⭐️5
・酸味 強い⭐️4
・苦味/タンニン 非常に強い⭐️5
・フルーティーさ 普通⭐️3
【感じる風味】
•黒系果実の香り
→ カシス、ブラックチェリー、ブラックベリー
・加えてハーブやスパイス感
→ ピーマンやミント、黒コショウのニュアンス
•熟成すると…
→ バニラ、チョコ、杉のような木の香り
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🍇【4】有名な国
ビアンコ:
「カベソーさんはどこの国で有名なんですか?」
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カベソー:
「私といえば、まずはやっぱり“生まれ故郷フランス・ボルドー“だろう。
ここが発祥地で、格式高い私のイメージはここから築かれたんだ。」
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ロッソ:
「そして19世紀になると、カベソーさんは海を渡って
“アメリカ・カリフォルニア“でも広まったんですよね?」
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カベソー:
「ふむ。カリフォルニアは日差しが強くてしっかり熟すから、
果実味たっぷりの豪快なスタイルになりやすいのだよ。」
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ビアンコ:
「あっ、だからカリフォルニアのワインって何だか全体的に“濃い”イメージなんですね!」
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ロッソ:
「まさに!そしてもうひとつ人気な国が“チリ“ですよね!」
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カベソー:
「ふむ。フランスから私の苗木が持ち込まれて、チリの乾燥した気候が病害虫をよく防いだから、相性ばっちり、“コスパ最高の高品質なカベルネ・ソーヴィニヨン“が育ったのだ。」
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ビアンコ:
「なるほど〜!チリ産のワインがリーズナブルで美味しいのはそういう側面もあるのね!」
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ロッソ:
「さらに“オーストラリア“でも主力品種として育てられたんですよね!」
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カベソー:
「オーストラリアのバロッサ・ヴァレーなんかでは暑い気候を活かしてスパイシーでパワフルなカベルネ・ソーヴィニヨンが楽しめるのだ。」
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ビアンコ:
「同じカベルネ・ソーヴィニヨンでも、
国や気候でこんなに個性が出るんだ…まるで世界旅行してるみたい!」
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ロッソ:
「そう!カベソーさんの魅力は世界中でそれぞれの個性を楽しめることなんだ!」
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カベソー:
「私が特に人気な国での評価は以下の通りだ。」
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ロッソ、ビアンコ:
「(当たり前のようにまとめてくれる…)」
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国ごとの味の違い
【フランス・ボルドー】
“貴族タイプ“
酸味と渋みがしっかりしていて、口の中がキリッとする感じ
樽熟成が多く、バニラや木の香りが付くことで高級感が増す
【アメリカ・カリフォルニア】
“パワフルなカリスマ“
太陽をいっぱい浴び、豊かな果実の甘みと香りが特徴
飲んだ瞬間に『わかりやすく豪快!』って印象を受ける
【チリ】
“優等生で親しみやすいキャラ“
値段が手ごろにも関わらず、安さを感じない高品質な味わい
柔らかい口当たりが特徴
【オーストラリア】
“ワイルドな冒険家“
暑い気候の中で育ち、熟した果実味とスパイシーな香りが特徴
カリフォルニア産同様、存在感が強い
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🍇【5】おすすめのペアリング
ビアンコ:
「カベソーさんはどんな料理と相性が良いんですか?」
カベソー:
「ふむ。基本的には肉料理だろうな。だが、他にも相性ばっちりの料理はたくさんあるぞ。」
ロッソ:
「3人で一緒に見てみましょう!」
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🍖 お肉料理
• ステーキ(サーロイン、リブロース)
• ビーフシチューや煮込み料理
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🧀 チーズ
• ハードチーズ(パルミジャーノ、コンテ)
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🍝 洋食・ソース系
• デミグラスソース系料理
• ペッパーステーキやバーベキュー
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🍫 デザート・特別ペアリング
• ビターチョコレート
• ナッツ入りチョコやドライフルーツ
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📌 ペアリングのポイント
• タンニンが脂や濃厚な旨味を「洗い流す」ので、脂がしっかりした料理が◎
• スパイスや香草の風味がある料理とも好相性。
• 熟成ワイン(フランス産のカベルネ・ソーヴィニヨンなど)なら、
より繊細なチーズや燻製系の料理とも楽しめる。
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🍇まとめ
ロッソ、ビアンコ:
「カベソーさん今回はお越しいただきまして、ありがとうございました!」
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カベソー:
「ふむ。苦しゅうないぞ。」
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ロッソ:
「何か最後に画面の前の皆様にお伝えしたいことはありますか?」
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カベソー:
「ふむ。そうだな。何というか、私は良く静かで、重くて、味のキツいやつと思われがちなんだが、決してそんなことはないのだ。国によって味わいが全然違うゆえ、あなたの好みの味を見つけて楽しんで欲しいのだよ。」
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ビアンコ:
「うんうん!確かに思ったよりも優しい温かいおじちゃんだった!」
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カベソー:
「おじちゃん…?ふむ。まあ良いさ。苦しゅうない。」
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ロッソ:
「初心者の方はチリやオーストラリアの果実味が強いカベルネ・ソーヴィニヨンから挑戦すると良いでしょう!慣れてきたらフランスやカリフォルニアの渋みのあるカベルネ・ソーヴィニヨンにも挑戦してみましょう!」
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カベソー:
「ふむ。それが良いだろう。」
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ロッソ、ビアンコ:
「改めまして、今日はありがとうございました!」
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カベソー:
「さらば。また呼んでね。」
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🍷 カベルネ・ソーヴィニヨン まとめ
🔹 基本情報
• 17世紀フランス・ボルドー生まれ
• 「カベルネ=濃い色の黒ブドウ」「ソーヴィニヨン=野生の」
• カベルネ・フラン×ソーヴィニヨン・ブランの自然交配で誕生
• “赤ワインの王様”と呼ばれる代表的国際品種
⸻
🔹 味わい・風味
• ボディ:⭐️5(非常に重厚)
• 酸味:⭐️4(しっかり)
• タンニン:⭐️5(強い渋み)
• フルーティーさ:⭐️3(中程度)
• 黒系果実(カシス、ブラックチェリー)、ミントや黒コショウのニュアンス
• 熟成でバニラ、チョコ、杉の香りも
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🔹 国ごとの個性
|
フランス・ボルドー |
貴族のようにエレガントで熟成向き |
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アメリカ・カリフォルニア |
パワフルで果実味豊か |
|
チリ |
親しみやすくコスパ◎ |
|
オーストラリア |
ワイルドでスパイシー |
⸻
🔹 おすすめペアリング
• お肉料理:ステーキ、ビーフシチュー
• チーズ:ブルーチーズ、パルミジャーノなどハード系
• 洋食系:デミグラスソース、BBQ
• デザート:ビターチョコ、ナッツやドライフルーツ
📌 ポイント
• タンニンが脂を流すので、濃厚・脂のある料理と好相性
• 熟成ワインは燻製や繊細なチーズともマッチ
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🍇次回予告
次回は、赤ワインのもう一つの代表品種「ピノ・ノワール」をたっぷりご紹介します。
力強さと重厚感が魅力のカベルネ・ソーヴィニヨンとは正反対
まるで繊細なシルクのような舌触りと、華やかな香りで人々を魅了するエレガントな品種です。
ブルゴーニュ地方をはじめ、世界各地で愛される理由や、
料理との相性もあわせてお届けしますのでお楽しみに!
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