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Wine for beginners 今日からあなたもワインデビュー🍷

【第8回】ワインスキスキの初心者さん向け解説シリーズPart4🍷「ワインラベルからワインを紐解こう!」

 

🍇筆者より

 

皆様本日も当ブログ

ワインスキスキブログにお越しいただきましてありがとうございます!

 

前回のワイン解説シリーズPart3では“ワインボトルの外観“について解説しました。

こちらのURLからご覧いただけますのでよければ覗いてみてください!

🔗

www.winesukisuki.com

また、随時ワイン初心者の方々に向けたブログ記事を更新していますので、

読者登録と記事のいいねも良ければお待ちしています!🍷

 

今回は“ワインラベルの見方“について解説していきます。

 

“ワインラベルを読めば、そのワインの90%の情報が分かる“

 

と言っても過言ではありません。

 

ボトルを手に取った時、まず皆様の目に入るのが“ラベル“。

実はそこには

味のヒントから産地・歴史“

さまざまなワインに関する情報が詰まっています。

 

しかし、

そのほとんどが英語表記で

“ラベルに何が書いてあるのか分からない“

疑問に思う方も多いはず。

そこで今回も、頼れるロッソとちょっぴり天然なビアンコのコンビに登場してもらい、ワインラベルの見方を解説してもらいましょう!

 

 

 

 

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🍇今回の登場キャラクター紹介

・ロッソ

情熱家でワインの知識が豊富。

ワインの歴史や文化が大好き。

最近はサーモンにどハマり中。

・ビアンコ

彼氏のロッソに影響されてワインにどハマり中。

「なんで?どうして?」が最近の口癖。

最近パスタを作るのに熱中している。

 

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🍇【1】ワインのラベルに記載している情報とは?

ビアンコ

「ロッソ〜!この前ワインを買いに行ったんだけど、

ボトルにいっぱい外国語が書いてあって…正直、読めなかったよぉ。」

ロッソ

「はは😆最初はよくあることさ!

でも大丈夫。ラベルを読めるようになれば、自分好みのワインを見つけやすくなるよ!」

ビアンコ

「本当!?教えて教えて~!」

ロッソ

まず、ラベルに載っている基本的な情報を見てみよう。

多くのワインでは、こんなことが書かれているんだ!

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ラベルの情報項目

説明

生産者名(Producer)

ワインを造った人やワイナリー(ワイン会社)の名前。

信頼できる生産者を覚えると選びやすくなるよ。

ワイン名(Brand/Name)

ワインの商品名。

特定の畑名がついていることもあるよ。

ヴィンテージ(Vintage)

そのワインに使われたブドウが収穫された年。

(イラストの場合2019年)

年によって味わいが変わるので要注目!

ブドウ品種(Grape Variety)

例えばカベルネ・ソーヴィニヨンシャルドネなど。

品種の記載で味の予想ができるよ!

(品種は今後のブログでゆくっりと覚えていきましょう!)

産地(Region)

例:フランスのボルドー、イタリアのトスカーナなど。

産地の気候や土壌によって風味が変わるため要注目!

アルコール度数(ABV)

味の重さや体に感じるアルコールの強さの目安。

生産地と合わせて見ることでそのワインが作られた土地の気候を判断できるよ!

等級・格付け

特にフランスやイタリアでは「AOC」「DOCG」などがあり、品質の保証にもつながるよ!これらの認証マークがあればかなりの安心感!

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ビアンコ

「ラベルってこんなに情報が詰まってるの!?

今までオシャレな見た目だなくらいにしか思っていなかったよ…。」

ロッソ

「デザインに目が行きがちだけど、ちゃんと読むとすごく役に立つよ!

1つ注意点なのは、

“どのワインにも上記の情報が全て記載されているとは限らない“ことだよ!

作り手によってはブドウの品種を記載していなかったりすることもあるから気をつけてね!」

ビアンコ

「でも、正直英語表記やその国の言語で書かれていることが多いから

やっぱりどこに何が書いてあるか分かりにくいよ…😭」

ロッソ

「分かるよ😢正直僕もいまだに読解できない記載もあったりするから安心して!

まずは手に取ったワインのラベルをインターネット等で調べて地道に覚えていくのが良いと思うよ!」

ビアンコ

「実質外国語の勉強だものね…ワインを楽しみながら地道に覚えていくことにするわ!」

ロッソ

「一応代表的なワイン生産国のラベルに良く記載されている用語をまとめてみたから、

これを元にワインラベルを見てみてね!」

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用語

フランス語

イタリア語

ドイツ語

英語

ワイン

Vin

Vino

Wein

Wine

赤ワイン

Vin Rouge

Vino Rosso

Rotwein

Red Wine

白ワイン

Vin Blanc

Vino Bianco

Weißwein

White Wine

辛口

Sec

Secco

Trocken

Dry

甘口

Doux

Dolce

Süß

Sweet

半辛口

Demi-Sec

Abboccato

Halbtrocken

Medium Dry

ヴィンテージ

Millésime

Annata

Jahrgang

Vintage

生産者

Producteur

Produttore

Erzeuger

Producer

産地

Appellation

Denominazione

Bereich / Anbaugebiet

Region

品種

Cépage

Vitigno

Rebsorte

Grape Variety

格付け

AOC, IGP

DOC, DOCG

Prädikatswein

Classification

発泡

Pétillant / Mousseux

Spumante / Frizzante

Sekt

Sparkling

熟成表示

Réserve / Grand Cru

Riserva / Superiore

Auslese / Spätlese

Reserve / Aged

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🍇【2】日本語ラベルと外国語ラベルの違い

ビアンコ

「でも…。確かにラベルを読めるようになったらワイン選びの幅もグッと広がりそう!」

ロッソ

「その通り!ラベルを見るだけで“どんな味かワクワクできる“のがワインの魅力だよね😄」

ビアンコ

「1つ気になるのだけど、スーパーで見たワインって日本語のラベルが貼ってあるのに、酒屋さんやワインバーで出てきたのはフランス語表記のみのラベルだったよ。

どうして?どっちが本物なの?」

ロッソ

「ビアンコちゃん!いいところに気づいたね!

表示言語の違い、それはどんなルートで日本に入ってきたか“で変わるんだ。」

ビアンコ

「えっ、ルート?ワインって船とかで海を越えてくるだけじゃないの?」

ロッソ

「まあざっくり言えばそうだね(笑)

実は日本で飲食品を販売するには食品表示法“っていうルールがあるんだ。

だから、きちんと輸入されたワインには日本語ラベルで必要な情報を貼り付ける義務があるんだよ!」

ロッソ

「たとえば以下のイラストのように、ワインボトルの裏面に「

品名:果実酒」「アルコール13.5%」「輸入者:〇〇商事」って

日本語で書いてあるやつ、見たことあるかな?」

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ビアンコ

「うんうん、よく見る!」

ロッソ

「これは日本国内の法律に沿って、輸入業者が責任をもって貼ってる表示“なんだよ。

日本語でないと、日本の消費者が内容をきちんと理解できないからね。」

ビアンコ

「じゃあ、外国語のまま売ってるワインは実は違法なの…?」

ロッソ

「それがまた違うんだ!実は例外があって…

飲食店向け仕入れたワイン

→小売商品扱いにならないため

海外から個人で持ち込んだワイン

→販売目的でないワインの場合は日本語表示義務なし!

仮に帰国後、自身でそのワインを販売する場合は日本語ラベルを表示する必要がある。 

並行輸入(他国向けに出荷されたものを日本で売る)

→簡易的な日本語表記ラベルが貼ってあれば販売可能

 

と言うような仕組みだよ!少し難しいよね😓」

ビアンコ

「うーむ。“小売“と“並行輸入について簡単に教えてほしい!

ロッソ:

「もちろん!簡単に言うと…

小売→店頭でワインそのものを販売すること

(飲食店では販売ではなく提供になるため該当しない)」

(例)

・スーパーのお酒コーナー

・ワインショップ

・オンラインショップ等

 

並行輸入→公式代理店を経由せずに物を輸入すること

(※具体的には)

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🚢 正規ルート(正規輸入)

 

フランスのワイン会社A(生産者)

 ↓ 正規契約

日本の正規代理店B

 ↓

日本国内の販売店や消費者へ販売

 

A社とB社は正式な契約を結んでおり、

価格・品質管理・販促などを日本市場向けにコントロールしている。

ラベルや輸送管理も日本向けに最適化されている。

 

 

🚢並行輸入ルート(非正規輸入)

 

フランスのワイン会社A(生産者)

 ↓

イギリスの輸入業者C(または現地のワイン販売会社)

 ↓

日本の業者D(並行輸入者)

 ↓

日本国内で販売

 

A社はイギリスC社とも契約しており、C社がそのワインを流通させている。

日本のD社はC社からワインを仕入れ、B社(正規代理店)を通さずに販売

D社が並行輸入業者にあたる。

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ビアンコ

「なるほど!少し理解できたわ!」

ロッソ

「外国語表記のみのワインもしくは、外国語表記と簡易的な日本語表記のどちらもあるワイン。これらを見かけたら、少しレアなあまり流通していないワインと言っても良いかな!」

ビアンコ

「分かったわ!良く見てみるようにする!」

ロッソ

「ワインの中身だけじゃなくて、

“どこから来て、どう売られているか“も見てみると面白いよ!」

ビアンコ

「ますますラベル見るのが楽しみになってきた!ロッソ!明日一緒にワイン見に行こ!」

ロッソ

「うん!そうしよう!🍷」

 

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🍇まとめ

 

今回はまとめとしてワインラベルの読解問題に挑戦してみましょう!🍷

以下のイラストを見て、

ワインラベルからどのような情報が得られるかまとめてみてください!

何度も解き直して定着を図ってみてください!

解説💡

生産者名

CHÂTEAU BELLEVUE(シャトー・ベルヴュー)

・「シャトー」はフランス語で「城」「ワイナリー」の意味で伝統があるワイナリーで良く使われる言葉です!

・BELLEVUEはワイナリー名

・これらからフランスの伝統的なワイナリー名であることがわかります!

ヴィンテージ

2020

このワインに使われたブドウの収穫年。

2020年は比較的新しいヴィンテージで、

適度な熟成感とフレッシュな味わいが残っている可能性が高いです🍷

ブドウ品種

CABERNET SAUVIGNON(カベルネ・ソーヴィニヨン

世界的に有名な赤ワイン用のブドウ品種。

しっかりとした渋みとコクが特徴です!

産地

BORDEAUX(ボルドー

フランスの代表的なワイン産地。

日本のお酒コーナーで最も目にする産地名の1つです!比較的温暖湿潤で果実味豊かなワインになりやすい地域です🍷

アルコール度数

13.5% ALC./VOL.

適度に高めのアルコール度数で、ボディ感、飲みごたえのあるスタイルが予想できます!

一言で表すと…

「フランス・ボルドーの伝統を感じさせる、果実味と渋みのバランスが取れた、格式高いシャトー・ベルヴューの力強くも親しみやすい赤ワイン」

とまとめることができます!

具体的なワイナリーの名前や産地名、品種の名前などはどうしても暗記項目になってくるので

みなさまのペースでゆっくりと覚えていきましょう!

今後はこれらを中心とした記事作成に入っていきますのでご安心ください!🍷

 

また、インターネット等で“ワインラベル“と調べると

世界中のワインラベルの写真がご覧いただけますので、ワインラベル読解練習にぜひ活用してみてください!

 

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🍇次回予告

 

ワインの金額の仕組みについて知りましょう!💰

 

次回は「ワインの金額」について解説します!

高価なものから廉価なものまで、ワインの金額を決める要素や金額によってワインの何が変化するのかなど…!

ワインの金額感を知ることでワイン選びの参考にもなるかと思います!

次回もロッソとビアンコと一緒に読み解いていきましょう!

どうぞお楽しみに🍷

 

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