
🍇筆者より
皆様本日も当ブログ
ワインスキスキブログにお越しいただきましてありがとうございます!
前回のワイン解説シリーズPart1では“ワインの面白さ“を4つの観点から解説しました。
こちらのURLからご覧いただけますので良ければ覗いてみてください↓
🔗https://www.winesukisuki.com/entry/2025/07/11/202042
今回はワイン解説シリーズPart2と言うことで
“ワインの作り方“について初心者の方々向けに解説していきます!🍷
様々な種類があるワインですが
その作り方を理解することでワインの特徴や味の違いを掴んでいくのに手助けになります!
今回も皆様のペースでゆったりゆったりと学習していきましょう!
おっと、どうやら今回もロッソとビアンコが皆様のために駆けつけてくれたみたいです
🐈🐈⬛
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🍇今回の登場キャラクター紹介

・ロッソ
情熱家でワインの知識が豊富。
ワインの歴史や文化が大好き。最近少し夏バテ中。

・ビアンコ
彼氏のロッソに影響されてワインにどハマり中。
「なんで?どうして?」が最近の口癖。最近ソムリエナイフを購入した。
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🍇【1】ワインはどうやって作るの??
ビアンコ:
「ねえロッソ、最近ロッソのお陰でワインにちょっと興味が湧いてきたんだけど……
そもそもワインってどうやって作ってるの?」
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ロッソ:
「いい質問だね、ビアンコちゃん!ワインって、見た目も味も種類もいろいろあるけど、
作り方自体は意外とシンプルなんだよ!」
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ビアンコ:
「シンプル…?本当に?🤨」
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ロッソ:
「本当だよ!
今日は段階を追って“ワインが完成するまで”を解説していくよ!🍷
そしたらビアンコちゃんにまずは問題!
ワインは何から出来るお酒か知っている?」
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ビアンコ:
「えっと…ぶどうからできるのは知っているよ!🍇」
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ロッソ:
「正解!」
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ビアンコ:
「でも今思ったのだけど、ワインとブドウジュースって何が違うの?🍇」
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ロッソ:
「ワインとブドウジュースの違いだね!
それはずばり“アルコールの有無“と“発酵の有無“だよ!」
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ビアンコ:
「アルコールの有無で違うのは何となく分かるけど…発酵の有無って具体的には??」
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ロッソ:
「まずは発酵の意味を簡単に説明するね!
発酵とは“微生物(菌や酵母など)の働きによって、物質が別のものに変化すること“
だよ!」
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ビアンコ:
「もしかして納豆やヨーグルトにも当てはまるやつ??」
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ロッソ:
「まさに!
食品が持つ“糖分“などを“微生物などが分解して違う物質に変化させる働き“のことだよ!
分かりやすいように以下に例を用意したよ!」
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発酵の例
・ヨーグルト🥛
牛乳(食品)の乳糖(糖分)を乳酸菌(微生物)で発酵
→乳酸が生まれ酸味が加わるとヨーグルトへ
・納豆🫘
大豆(食品)のタンパク質(有機物)を納豆菌(微生物)で発酵
→粘り成分が生まれ納豆へ
・パン🍞
生地(食品)の中にある糖(糖分)を酵母菌(微生物)で発酵
→二酸化炭素が発生、生地が膨らみパンへ
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ビアンコ:
「なるほど!同じようにブドウの中にも糖分と微生物がいるのね?」
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ロッソ:
「そうだね!“ブドウ糖“という糖分を“酵母菌“という微生物で発酵させているよ🦠」
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ビアンコ:
「その結果パンみたいに“二酸化炭素“が生まれたり、“アルコール“が
生成されたりするのね!」
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ロッソ:
「大正解!“ワインとはぶどうを発酵させて出来るお酒“なんだ!」
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ビアンコ:
「そしたら変な話
ブドウジュースを家で放置し続けて発酵させたらワインになるんじゃ…??」
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ロッソ:
「実はそうなんだよ!
でも流石に放置しているだけじゃ美味しいワインにはならないかな😅
それに日本では家で無許可でお酒を作ると犯罪になっちゃうんだ…笑」
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ビアンコ:
「あ…😅
ちなみに酵母菌ってどこにでも存在するものなの?」
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ロッソ:
「ワインを例にすると
基本的には“空気中に漂っている“か、“ブドウの皮などにくっついている“よ!
技術が進んだ現代では酵母菌は殆どの場合で“人為的に培養して“発酵させているよ!」
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ビアンコ:
「そうなのね!よく分かった!」
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ロッソ:
「最後にこれまでの話を踏まえて
赤ワインの作り方をまとめてみたよ!参考にしてみてね!
まずは赤ワインの作り方を覚えてから
それ以外のワインの作り方をこの先覚えていこう!」
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赤ワインの作り方(概要)
①赤ワイン用の黒ブドウを育てる
その土地に合った品種・その土地に合った育成を行う
↓
②ブドウを収穫
良いワインは手摘みで、廉価なワインは機械を使って収穫する
ブドウの熟成具合の様子を見ながら収穫をする
↓
③ブドウを破砕
収穫したブドウを優しく擦り潰し、果汁を取り出す。
この時果汁と一緒に“ブドウの皮や種子も一緒に入れて“潰す
↓
④"発酵"
果汁/皮/種を発酵させる
この過程で“アルコールと二酸化炭素が発生“し段々とお酒になっていく
皮と種を一緒に熟成させることで赤ワイン独特の赤みや渋みが溶け出す
↓
⑤"醸し"
発酵中に浮かんでくる果皮と果汁を再度混ぜ合わせる
ワインの色と香り、味わいのバランスを調節するための作業
↓
⑥"圧搾"
発酵と醸しが終わったら
果皮/種と液体を分ける
果皮/種→蒸留酒に使ったり肥料やジャムなどに再利用、ワインには使わない
液体→ワインとして使う
↓
⑦"熟成"
樽やタンクに入れて数ヶ月〜数年寝かせて風味を付ける
樽に入れると香ばしさやバニラ香がワインに加わる
フレッシュな味わいのワインを作りたい時はタンクを使うことが多い
↓
⑧"瓶詰め"
瓶に詰めて、ラベルを貼っていざ出荷!
ヴィンテージワインはさらにここから寝かせる
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ビアンコ:
「ワイン作りもたくさんの工程があるのね!」
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ロッソ:
「ワインにもよるけれどこれらの工程が“約2〜3ヶ月“で行われるよ!
熟成タイプや高級ワインは①〜⑧が終わる迄に“3〜5年“なんてことも…」
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ビアンコ:
「😱」
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ロッソ:
「ワインの作成には“発酵が必要“だということ、
あと赤ワインの作成工程は頭に入れておくとこの先便利だよ!🍷
そんなわけで次のトピックへ移ろう!」
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🍇【2】ワインってどんな種類があるの??
ビアンコ:
「ところでロッソ。ワインの種類って赤ワイン、白ワイン以外にもあるよね?」
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ロッソ:
「ビアンコちゃんよく知っているね!初心者さんが覚えるべきワインは
“大きく4つに分けられる“んだ。
①赤ワイン②白ワイン③ロゼワイン④スパークリングワインの4つだよ!」
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ビアンコ:
「ロゼワインも名前は聞いたことあるよ!ピンクのワインだよね!
スパークリングは、あのシュワっとするやつ?」
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ロッソ:
「そうそう!それぞれの大まかな違いを知ると
味の違いも段々と理解できるようになるよ!
今回はそれぞれのワインの概要だけ教えるね!以下にまとめてみたよ!
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赤ワイン
→“黒ブドウ“の“皮・種・果肉“を“全て使い“発酵させて作るワイン
白ワイン
→ブドウの果汁だけを使って作るワイン(黒ブドウ・白ブドウどちらからでも作れる)
→作り方は大きく分けて3種類。どの方法でも透明感のあるピンク色のワインになる
①発酵中の赤ワインを一部抜き出して発酵させる作り方
②赤ワインの同工程だが、皮と種と一緒に発酵する工程の時間を普通の赤ワインよりも短くする作り方
③白ワインに赤ワインを混ぜる作り方
スパークリングワイン
→作り方は大きく分けて3種類
①スティルワインを作り瓶詰まで行い、その瓶の中に酵母と糖分を再度加える。
その発酵により発生した二酸化炭素をそのまま瓶に閉じ込める作り方
(高価なスパークリングワインに多い手の込んだ方法)
②スティルワインを作り密閉タンクに入れて酵母と糖分を再度加えて発酵させる。
その後まとめて瓶詰めする作り方(大量生産に向いた方法)
③スティルワインに直接炭酸を注入する方法
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ビアンコ:
「え!赤ワインは黒ブドウ、白ワインは白ブドウからじゃないの!?」
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ロッソ:
「よく間違われるのだけど、“黒ブドウも白ブドウも果肉の色はほとんど同じ透明色“だよ!
なぜ色が違うかと言うと
赤ワインには黒ブドウの“皮“と“種“も一緒に入れるから液体の色が赤くなるんだ!
白ブドウはブドウの皮や種を一緒に入れない作り方だから果肉のみの色
(透明に黄色が混ざったような色)になるというわけなんだよ!」
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ビアンコ:
「知らなかった…。
ワインの色はブドウの色で決まるという認識はある意味間違いなのね…」
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ロッソ:
「作る時にブドウの皮と種を一緒に入れるかどうかで覚えた方がいいね!」
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ビアンコ:
「分かったわ!でもロゼワインの作り方は確かに作り方を見てみると何だかピンクになりそうな方法だね!」
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ロッソ:
「今回はかなりざっくりとした説明だけど、
①赤ワインを薄めて作る方法
②赤と白を足してピンクにする方法
があることだけ今回はしっかり覚えておこう!また次回以降深掘りするよ!」
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ビアンコ:
「ちなみにロッソ、スパークリングの説明の所の“スティルワイン“ってなーに??」
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ロッソ:
「いわゆる普通のワインのことだよ!スパークリングワインとは
赤ワイン/白ワイン/ロゼワインに二酸化炭素(炭酸)を混ぜたもの
を一般的にはスパークリングワインと言うよ!」
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ビアンコ:
「スパークリングワインって白ワイン+炭酸かと思ってた!!!!」
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ロッソ:
「実は赤ワインやロゼワインにもスパークリングワインはあるんだよ!
スパークリング(発泡した)ワインだからね!」
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ビアンコ:
「勉強になったわ!ワインを作る時の1回目の発酵に加えて、炭酸を作るための2回目の発酵を行っているのね!」
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ロッソ:
「その通り!これもまた次回以降深掘りするから安心してね!🫧」
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🍇 【3】ワイン用のブドウの育て方
ビアンコ:
「ちなみにワインに使うブドウってどうやって育てるのかしら?」
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ロッソ:
「確かに気になるよね!ワイン用ブドウの育て方は大きく分けて5ステップ!
以下にまとめてみたよ!」
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①ブドウの苗木の選定・土地の選定・植え付け(冬〜春先)
・土壌や気候に合ったブドウ品種の選定や土地選びをする
ロッソ:
「一般的には昼夜の寒暖差が大きいこと・水捌けが良いこと・適度な日照と風通しがワイン作りに適した環境と言われているよ!」
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・“繋ぎ木苗“を使い植え付けを行う
ロッソ:
「接ぎ木苗とは植える苗木に2つの木を使うことだよ!
木をつなげる際に上の部分には育てたい品種の苗木を、根を張る下の部分には害虫に強い木などを選んで木を接合するんだ!
こうすることで害虫や自然環境に負けない安定したブドウの生産に繋がるんだ!
現在では世界の90%のワインはこの方法で作られているよ!」
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②剪定(冬〜春先)
ロッソ:
「毎年冬に苗木の不要な枝をカットするんだ!
こうすることで実りの良い少数精鋭の味の濃いブドウがグングンと育つよ!
剪定を実施しないと、実が沢山なり過ぎてしまい糖度や酸味が分散してしまうし、
ブドウ木の風通しも悪くなってしまうんだ!」
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③開花と受粉(春〜初夏)
・ブドウの花が開き受粉する
ロッソ:
「植えた木の枝先からブドウの花が出てくるんだ!
ほとんどのブドウ品種が自家受粉と言って自分自身の花粉で受粉できるよ!
受粉に成功した花は勝手に地面に落ちて、花があった場所から幼果
(育つとブドウの実になる果実)が生まれてくるよ!」
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・開花のタイミングの天候がその年の葡萄の収穫量に大きく影響する
ロッソ:
「このタイミングで雨が多かったり、強風が吹くと受粉がうまくいかず、実ができず不作に繋がってしまうんだ😭」
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④果実の成長(夏)
・果実が徐々に膨らみ色づき始める
ロッソ:
「ブドウの実は成長するとともに色を変えていくよ!
黒ブドウは緑→紫/赤→黒
白ブドウは緑→透明感のある黄色に変化していくよ」
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・この時期の水分・日照・気温(寒暖差)・風通しがブドウの甘味や酸味に大きく影響する
ロッソ:
「水分が多すぎるととブドウの味わいや糖度は薄くなり
日照量が少ないとブドウの糖分は減ってしまい
寒暖差が少ないと酸味が大きく偏ってしまうし
風通しが悪いと実にカビが生えたりしてしまうよ😢」
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⑤収穫(秋)
・高価なワインは手摘み、廉価なワインは機械で収穫する
ロッソ:
「“機械を使うと人件費が抑えられる“からワインの値段も応じて安くなるんだ!
だけどこだわりを持って作ったワインは
身を傷つけないように人間が手で優しく収穫するんだ🍇」
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・品種によっては熟成の進み具合が重要なので、熟成の頃合いをみて収穫する
ロッソ:
「品種や何のワインを作るかによって収穫タイミングは変わってくるよ!
一般的にはフレッシュな品種やワイン(スパークリングや白ワイン)は早めに収穫、
濃厚で重い品種やワイン(赤ワインや重い白ワイン)は遅めに収穫するよ!」
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ビアンコ:
「ワインを作るのに、こんなに多くの要素が関わっているのね!」
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ロッソ:
「そうなんだよ!
ワイナリー(ワインを作る醸造家)の規模にもよるけれど、
2〜3年分のワインを常にキープできるように各年に植えたブドウ木は同時進行で管理されているんだよ!」
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ビアンコ:
「畑の大きさにもよるけれどたくさんの人がワイン作りには関わっていそうね…」
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ロッソ:
「小規模なら家族経営で管理するワイナリーもあれば、世界に流通しているような大規模なワイナリーは
数百人でワイン作りをしているんだよ!」
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ビアンコ:
「どちらにしても味わって飲まなきゃいけないね😢」
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ロッソ:
「その通りだね🙂↕️
今回はここら辺で一度終了しようと思うけれど、ビアンコちゃん何か質問はあるかな??」
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ビアンコ:
「あ!ワイン畑って海沿いにあるイメージがすごく強いのだけど…
海沿いはやっぱりワイン作りに適した気候なのかしら?」
ロッソ:
「ビアンコちゃん鋭いね!その通りだよ!
海沿いはワイン作りにもってこいの気候なんだ!以下のまとめを見てみて!」
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|
海の影響 |
具体的なメリット |
|
🌬 海風 |
昼の暑さを和らげ、夜との寒暖差を生む → 酸が保たれる |
|
💧 湿度の安定 |
雨が少なくても湿度が保たれやすく、極端な乾燥を防ぐ |
|
🌡️ 温度の安定 |
海が気温を緩やかに保ち、春や秋の霜のリスクが少ない |
|
🌊 反射光 |
日照が水面からも届き、果実の色づきや香り成分が増す |
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ロッソ:
「海から受けるメリットは沢山なんだよ!🌊
さらに面白いのは海の種類によってもさらに味が変化するということなんだ!」
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ビアンコ:
「え!!どういうこと??」
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ロッソ:
「例えば、フランス北部などの冷たい海の近くのワイン畑!
海から吹く風が強く冷たいことからブドウの成熟もゆっくりで酸味がキリッと強くなるんだ!
逆にイタリアなどの温かい海近くのワイン畑の場合は、
海沿いも暖かくなり適度に乾燥するからブドウの成熟がどんどん進み糖度が高まるんだ!」
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ビアンコ:
「確かに、ブドウ以外でも寒い地域ではりんごやレモンのような少し酸味が強いキリッとしたフルーツが豊作で🍎🍋
温かい地域ではマンゴーやパイナップルのような甘味が強いフルーツができるイメージ!🥭🍍」
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ロッソ:
「まさに!!もちろん例外はあるけれどワインにおいても寒い地域は酸味が印象的なキリッとしたワインが、
逆に温かい地域では甘味が印象的なまろやかなワインができやすいんだ!」
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ビアンコ:
「面白い…!面白いよロッソ!」
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ロッソ:
「甘味と酸味はある意味で反比例の関係なんだ!
日照量が多い(温かい)地域ではブドウが光合成を活発に行うから糖分が沢山生まれるんだ!
逆に日照量が少ない(寒い)所ではブドウ自身が凍結しないように酸を出して自分のことを守っているんだ!」
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ビアンコ:
「しっかり自分の身を守っているのね。偉い…😢」
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ロッソ:
「最後に!追加でワインのアルコール度数に関わることを教えても良い?」
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ビアンコ:
「もちろん!教えて!」
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ロッソ:
「今回の解説の序盤でワインはどうやって作られるか教えたけれど…覚えてる?」
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ビアンコ:
「うん!ブドウの糖分を酵母菌が分解するとお酒になるのよね!」
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ロッソ:
「さすがビアンコちゃん!ここで問題!
温かい地域では糖分の多い甘いまろやかなワインが作られるとさっき言ったけど、
そのワインには総じて他にどういう特徴があるでしょう!」
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ビアンコ:
「え!何だろう…。甘い味わいだから…香りが鼻に残りやすいとか…?」
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ロッソ:
「それはそれで正解!(笑)
本来の正解は、実はワインの“アルコール度数が高い“ということなんだ!」
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ビアンコ:
「アルコール度数…あ!もしかして酵母菌にとって分解できる養分(糖分)が沢山あるからってこと!?」
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ロッソ:
「大正解!
糖分が多い→酵母菌も沢山分解できる→沢山アルコールと二酸化炭素が生まれる→最終的なワインのアルコール度数も高くなるということなんだ!」
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ビアンコ:
「今度お店に行ったら暖かい地域のワインの度数をチェックしてみるわ!」
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ロッソ:
「ぜひそうしてみて!アルコールと一緒に二酸化炭素も発生するんだけど
二酸化炭素が増えることでワインに触れる酸素をブロックする効果があるよ!
だから甘いワインは総じて酸化もゆっくりめで酸味も抑えめなものが多いんだ!」
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ビアンコ:
「ワインって奥が深いね…!」
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ロッソ:
「まだまだこれからだよ!でも今回はここら辺にしておこう!お疲れさまだね!」
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🍇まとめ
① ワインは「ぶどうを発酵させて作るお酒」
• ブドウの糖分を酵母が分解 → アルコールと二酸化炭素が生成される
• 発酵によってアルコール度数が高くなりジュースとは違う「お酒」になる
② 発酵とは「微生物が糖などを別の物質に変えること」
③ワインの種類4選
赤ワイン・白ワイン・ロゼワイン・スパークリングワイン
④ 赤と白の違いはブドウの「皮と種を使うかどうか」
• 赤ワイン:皮・種を一緒に発酵 → 色・渋みが出る
• 白ワイン:果汁のみ → 透明〜黄色系で爽やか
⑤ スパークリングワインには3つの製法がある
• 瓶内二次発酵(本格派/シャンパンなど)
• タンク発酵(中堅スパークリング)
• 炭酸ガス注入(お手頃ワイン)
⑥ ワインの味わいは「気温」に大きく影響する
寒い地域:酸が強く、キリッとした味わい
温かい地域:糖分が増え、まろやかでアルコール度数高め
⑦ ワイン用ブドウは「海沿い」などの特別な環境が向いている
・海風・湿度・寒暖差・日照が味わいを整える
⑧ブドウ収穫の5ステップ
⑨ アルコール度数は「糖分の多さ」に比例する
• 糖が多い=酵母が分解できる量が多い=アルコール度数が上がる
• 暖かい地域のワインは総じて度数が高め
⑩ 酸味と甘味のバランスも「気候」で決まる
• 酸味:寒さに耐えるために生成される
• 甘味:光合成で糖分を蓄えるから増える
• どちらかが強くなるともう一方が控えめに。美味しいワインはこのバランスの塩梅が絶妙!
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🍇次回予告
次回のワインスキスキブログは、
知っておくとちょっぴりカッコいい✨
“ワインの見た目の秘密”を3つの視点から解説します!
・ワインボトルの形の違いって何?
・キャップの違い/コルクの有無はどう選ぶ?
・ラベルから読み取れる情報とは?
ワインの顔とも言えるボトルやラベルを通して得られるワインの楽しさや
情報について解説していきます!
どうぞお楽しみに!🍷
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